MENU
川島千夜(カワチヨ.)
オタ主婦マルチクリエイター
ライター/小説家/イラストレーター/ブロガー/漫画描き/YouTubeにハンドメイド作家など
肩書きにこだわらず色々やっていますが、実態はインドア派なゴリラ。
皆さんに「便利」と「楽しい」をお届けするのが生きがいです。
メールはこちらから

    こちらのメールフォームはいたずら防止のためにIPアドレスを保存しております。

    カワチヨ.になんか送ろう
    物乞い
    ランキング&リンク

    楽天であっちこっち飛び猫で紹介したアイテムをまとめています!!

    ブログランキングに登録しています。
    ぜひクリックして応援してください!!

    OFFICE KAWACHIYO - にほんブログ村

    人気ブログランキング

    飛鳥時代のチーズ『蘇』の作り方を再現紹介!!

    蘇
    • URLをコピーしました!

    江戸時代の食べ物を再現して食べるのが好きな私も、とうとう「飛鳥時代まで来たか」という感じですね。

    飛鳥だか平安時代に食べられていた『蘇』という、和製チーズがあるようで、文献には残されているが失われた食文化という、中二病が再発しそうな食品。

    貴族階級の人が極たまに仏教祭事や病気の時に食べられるような、恐らく今で言う「シャトーブリアンA級の朝鮮人参蒸し トリュフ風味 ~フォアグラとキャビアをのせて~」みたいな食べ物だったのだろうと思われます。

    ええ、私の勝手な推測ですけどね。

    そんな『蘇』ですが、遙昔の食べ物なため、明確な作り方が残されているわけでもないのですが、どの諸説を探っても「蘇は乳を煮詰めた乳製品で美味しいもの」という微笑ましい共通点があるらしく、せっかくなら食べてみたいと作ってみることにしました。

    目次

    飛鳥・平安時代の高級食品『蘇』の作り方

    蘇の作り方は平安時代の書物に「乳大一斗煎得蘇大一升」と書かれていたそうで、要約すると「18Lの牛乳を1.8Lになるまで煮詰めろ」ってことらしく、ただただ牛乳を煮詰めていけばOK。

    文献によって様々らしいのですが、7時間煮詰めろとか、72時間煮詰めろとか、短いもので4時間煮詰めろとか書いてあるそうなのですが、おそらくそれは「火力の問題」と「テフロン加工のフライパンがなかったから」であろうと思われます。

    2019年に生きる私は、持てる文明の利器すべてを使って、より手軽に、より早く作ろうと思います。

    というわけで、用意するものはこちら。

    材料&道具

    材料
    牛乳とフライパンがあれば作れます
    • 牛乳1L
    • テフロン加工のフライパン
    • 写真にはないけど木べら
    • そして『火』

    18Lの牛乳で1.8Lの蘇ができるなら、1Lで100g。

    試しに作るには十分なので、初心者の皆さんは牛乳1Lから初めてみることをおすすめします。

    そして、牛乳は低脂肪などだと固まりにくいと思うので、「成分無調整牛乳」を選ぶようにしましょう。

    作り方

    文献に習いひたすら煮詰めます。

    まずは牛乳がふつふつとするまで強火で一気に加熱。

    牛乳
    まだ牛乳

    ふつふつしてきたら中火~弱火にして、焦がさないようにひたすら木べらで混ぜていきます。

    作りかけ

    20分経過…………

    作成
    ちょっと牛乳の量が減ってきました

    40分経過…………

    とろみ
    かなりホワイトソースっぽくなりました

    途中混ぜるのをさぼって牛乳を焦がしてしまい、茶色い粒ができてしまいましたがご愛嬌。

    1時間経過…………

    蘇

    小麦粉を多く入れ過ぎた時の失敗したホワイトソース並みに固くなりました。

    ここまで固くなったら8割完成。

    後は火を消して、ラップの上に置いて……。

    蘇
    固まってなくても大丈夫

    包んで形を整えて、冷蔵庫で2~3時間冷やし固めれば完成!!

    蘇
    これで冷やします

    蘇を切ってみる

    冷えて固まった蘇を切ってみましょう。

    蘇
    固まりました

    火から下ろしたては、結構ねちゃねちゃだったんですが、固まるとかまぼこよりも固い、弾力のあるような手ごたえに……。

    蘇

    中はこんな感じ。

    焦がしてしまった牛乳がツブツブになってしまっていますが、100%牛乳でできているので、気にせず食べましょう。

    カワチヨ.

    きっと、飛鳥時代の人たちも、焦がしても普通に食ってたと思う

    蘇を食べてみた感想

    蘇
    完成した蘇

    薄くスライスすると、できの悪いかまぼこみたいになる、千夜の『蘇』

    香りは、鼻を近づけるとほのかにミルクの香りがする程度。

    では、味の方はというと……。

    蘇
    千夜
    千夜

    ママの味がする。

    これは確実にママの味だ。

    濃縮されたミルクが甘さを生み、まるでそう……「柔らかい、甘さを控えたミルクケーキ」のよう。

    日本製乳
    ¥1,780 (2025/11/01 17:59時点 | Amazon調べ)

    甘さを抑えたミルキーと言ってもいいかも。

    不二家
    ¥4,750 (2025/11/01 17:59時点 | Amazon調べ)

    しつこくない甘さがおいしくて、旦那も大喜びの一品。

    チーズ……と表現するにはいささか甘いのだけど、歯ごたえはチーズぽくもあり、非常に美味。

    これは確かに食料の乏しかったであろう大昔にとっては、超絶怒涛のご馳走になるに違いないです。

    現代でも「また作ってもいいかも」と思えるくらいのおいしさで、正直ド肝抜かれましたよ。

    動画でも作り方を紹介しています!!

    ぜひチャンネル登録もよろしくお願いします!!

    夏休みの親子料理挑戦にもおすすめ

    『蘇』

    ただひたすら牛乳を煮詰めればよいだけの料理なので、夏休みの親子料理にも最適(もちろん火の管理には注意してね)。

    「飛鳥時代のチーズを食べてみた」と、自由研究のネタにもなること請け合い。

    どうせなら、「昔料理を作ってみる自由研究」というので、この「あっちこっち飛び猫」の「昔飯」を作ってみるのもおすすめです。

    カワチヨ.

    因みに、Amazonで手を抜くこともできます。

    ¥972 (2025/11/01 17:59時点 | Amazon調べ)

    また、あっちこっち飛び猫では古代のお米を食べてみたりと、江戸時代の文化飯以外も色々作っていますので、ぜひ他の「昔飯」食べてみてください!!

    送信中です

    ×
    蘇

    この記事が気に入ったら
    フォローしてね!

    よかったらシェアしてね!
    • URLをコピーしました!
    • URLをコピーしました!

    この記事を書いた人

    川島 千夜のアバター 川島 千夜 マルチクリエイター

    ライター/小説家/イラストレーター/ブロガー/漫画描き/YouTubeにハンドメイド作家など
    肩書きにこだわらず色々やっていますが、実態はインドア派なゴリラ。
    皆さんに「便利」と「楽しい」をお届けするのが生きがいです。

    コメント

    コメントする

    目次